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Posted by 滋賀咲くブログ at

2015年06月27日

住宅ローンについて考えてみる。②

新築における資金計画を考える時、次の方程式が成り立ちます。

建物にかかる費用(A)+土地にかかる費用(B)+その他諸費用(C) = 住宅ローン(D)+自己資金(E)+親などからの資金援助(F)

まあいってみれば貸借対照表(B/S)みたいなもので、(A)(B)(C)が「資産の部」、(D)が「負債の部」(E)(F)が「資本の部」でこれらをつりあわせる必要があります。つまり、「新築するためにかかる費用は、住宅ローンと自己資金(親からの援助含む)で賄わなければならない」ということです。

まずは、自己資金です。いくら貯金があって、どれくらいつぎ込んでどれくらい残すのか。ご両親からの資金援助はありそうなのか、事前に話し合いましょう。なければ、(E),(F)=0で算段します。

そして、住宅ローン。ここがはっきりすると、新築計画は具体的になります。
まず考えていただきたいことは、2つ。

①いくらまで返せるのか?(月々の返済はいくらまでなら可能なのか)
②いくらまで借りれるか?(銀行はいくらまでなら貸してくれるのか)

です。これにはある程度の目安があります。

まず、①ですが、おおむね「100万円あたり、月々3,000円の返済」と考えてください(金融商品・借入期間によって変わります)。
たとえば2,000万円借りたなら月々60,000円の返済、3,000万円なら月々90,000円の返済です。可能であれば今の家賃と同じくらいの返済ですむといいですよね。

次に②ですが、おおむね「年収の6~7倍くらいまでが限度」と考えてください(勤務先・勤続年数などによって変わります)。
たとえば年収400万円であれば2,400万円から2,800万円程度になります。この際、現在組んでいるローンが他にあれば、その限度額は下がります(返済比率という指標に基づき算出します)。

この①②から算出した住宅ローンの借入希望額、そして(E)(F)の金額を足した合計が調達資金として、今回の新築計画にかけることができる費用の総額ということになります。これらを(A)(B)(C)に分配していきます。(C)はマチマチですが、だいたい工務店によって予算は固定されていますので、残りの分を(A)と(B)に分配します。

このつづきはまた、次回にて。

バックナンバー
「住宅ローンについて考えてみる。①」


  


Posted by イシンホーム湖南 at 12:17Comments(0)大ちゃんの「きょうも一手を」!