2015年07月01日

住宅ローンについて考えてみる。③

前回は、「①いくらまで返せるのか? ②いくらまで借りれるか? の2つの問いから、住宅ローンの借入限度額と自己資金=調達費用を決め、そこから土地と建物の予算を配分しよう」という話をしました。バックナンバーはこちら。

「住宅ローンについて考えてみる。①」
「住宅ローンについて考えてみる。②」

次に配分の仕方です。
仮に、借入限度額が3,500万円、自己資金が300万円、合計3,800万円で土地から探す計画とします。

まず、各社によって「諸費用」の予算はマチマチですが、項目としてはおおよそ以下のものがあります。
・外構工事(庭や玄関までのアプローチ、ブロックフェンス、カーポート等の工事)
・地盤改良工事(地盤調査の結果、補強工事が必要と判断された場合にかかる工事)
・火災保険にかかる費用
・登記にかかる費用
・融資手続きにかかる費用
・引っ越しにかかる費用
・ケースによっては「解体工事」「造成工事」なども
これらの費用として、仮に300万円かかるとします。残り3,500万円。

建物については、これも各社によってマチマチですが、弊社の場合、平均値として、延床面積33坪・太陽光発電搭載で、2,300万円なので、これを差し引くと、残り1,200万円。

土地に関しては、仲介手数料や登記費用、上下水道などの受益者負担金、境界ブロック負担金などで100万円くらいもってかれるので、1,100万円くらいの土地を探すことになります。
必要な坪数を仮に50坪だとすると、土地の坪単価としては22万円くらいで探すことになります。そうすると、だいたい建てられるエリアというのが決まってきます。滋賀県湖南地域で坪22万円のエリアでいうと、駅前はおおむね厳しいですね、だいたいこのあたりになります、みたいな相談をします。

このとき、どうしても希望のエリアで考えた場合、土地の予算をオーバーするという場合は、次の選択肢を考えます。

・予算そのものを上げる。・・・限度額はほぼ決まりですから、あとは自己資金を増やすしかありません。
・建物にかける費用を減らす。・・・建物を小さくする、太陽光発電の搭載量を減らす、など。

このように、調達費用の総額を算出をしてから諸費用と建物予算を配分し、残りの予算の範囲で土地を探すということになります。
このように順序立てて考えると、自分たちの実力で戸のエリアにどれくらいの家が建てられるのかというのが明確になってきます。
意外とみなさん、こんな話をしてもらってないらしいです。

つづきは、また次号で。

住宅ローンについて考えてみる。③



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