鉄筋とコンクリートのただならぬ関係。

イシンホーム湖南

2016年03月16日 12:40

鉄筋とは、コンクリート製の建造物を作るときに、コンクリートを補強するために、中に芯(しん)として入れる鋼鉄の棒の事です。

ところで、鉄筋とコンクリートは相性が大変よいということをご存知でしょうか?それぞれ単独では一長一短ありますが、一緒にするとよい効果を発揮します。

まず、鉄筋は引っ張りには強いのですが、細長く曲がりやすいので圧縮力をかけると曲がってしまいます。逆にコンクリートは、圧縮力には強いのですが、実は引っ張り力にはほとんど抵抗せず、ポキッと折れてしまいます。

ところが、コンクリートの中に鉄筋を入れると、引っ張り力、圧縮力、曲げのいずれに対しても強い構造体となるんですね。

また、強いアルカリ性を示すコンクリートには、鉄筋を錆による劣化から働きもあります。

さらにコンクリートと鉄筋の熱膨張性質が似ていることなど、組合わせに都合のよい条件が沢山そろっているのです。

鉄筋とコンクリートは、まさしくただならぬ関係なんですね(^^)




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